【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の十一
前回のあらすじはこちらの日記をどうぞ
カルラディア立志伝2・第一話の日記はこちらから
アミタティス防衛戦
ウランジアからトンボ帰りをし、ソリオス城に戻ったジャクは、南部帝国領にて単独で行動している部隊を片っ端から叩き潰そうと思っていた。その準備のため、アミタティスの街に駐留していたのだが、突如として南部帝国軍、約1000人が来襲した。
ジャク様・・・、今夜、南部帝国はこの街に総攻撃を仕掛けるようです・・・。
逃げる機会を見誤ったな・・・。ガロン、ここは決死の覚悟で挑むぞ。
こうして、絶望感に打ちひしがれながら、アミタティスの防衛指揮を執ることになった。
百五十名いた精鋭が一瞬で・・・
ジャクは久しぶりにこの絶望感を味わっていた。あれだけロタエで手塩にかけて育成した部隊が、あっけなく壊滅したのだ・・・。(正確には三分の二は生きているが、全員アミタティスの虜囚になった。)
(南部帝国め・・・!この雪辱必ずや晴らして見せる・・・!)
ジャクは、牢獄に差す、わずかな太陽の明かりを睨みつけながら、復讐を誓うのだった・・・。
ナデアとの再会
この後、隙を見計らってアミタティスの牢獄を脱出したジャクは、ソリオス城に戻り、部隊を再編することにした・・・。
私の夫よ、大変だったな。今日は一日休んだらどうだ・・・?
すまんが今はそれどころじゃない。これからまた兵馬をかき集めて出立せねばならん。
出陣する前は、妻とウランジアでの話を肴にして宴会をしようと話していたが、今は惨めな敗軍の将である。普段快活ななナデアでさえ、目にうっすらと涙を浮かべていた。
この時から、ナデアはジャクの事を呼び捨てにせず、「我が夫」と呼ぶようになった。
バタス。今から兵を再編成する故、手伝ってくれないか?
はは、了解いたしました。
バタスは何も聞かず、この城の兵士を即座に編成、いつでも出発できるようにした。
我が夫よ、死んではならぬ。兄上みたいに戦死したら、何もかもおしまいだ・・・。
ナデアは、次期皇帝候補であった兄の死を鮮明に覚えていた。そして自分の夫も同じ目に合わないか心配だったのだ。
保証はできん。だが死なないよう努力する故、そう案ずるな。
ジャクがそう言うと、ナデアは黙って頷いた。
といった感じで今回はここまで。実際アミタティスの敗戦は本気で悔しかったです。やはり精鋭は攻城&防衛戦で使っちゃいけませんね。民兵で数合わせする事が、いかに大事かを痛感した戦いでした。ということでまた次回お会いしましょう。