【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の八
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ジャク、婚活に勤しむ
ジャクが鍛冶修行で放浪している最中に、もう一つ進めていた計画がある。それはこの見出し通りの内容であるが、どこかの貴族の娘と婚姻を結び、身を固めることだった。
鍛冶のための材料集めのために、盗賊狩りをしている最中も、
(どこか名家のお嬢さんと結婚出来れば、もう言うことはないな・・・)
と思ったりもしていたのだ。だが普通に口説いては玉砕する毎日を過ごしていた。
(俺にはそんなに魅力がないのか・・・?)
と、男としての自信を失くしていたが、ここである一つの戦法が残されていることに気づいた。
(恋愛がだめなら、政略結婚という手があるじゃないか・・・!)
まあ最低な発想だが、この時代、政略結婚なんてよくあることだし、その方法で結婚すれば、説得なしでデナルで解決できるのだ。
そのためには家長(クランの長)を説得しなければならないが、そこであるとんでもない人物が出てくる。
ジャク、皇女・ナデアと結婚する
それは、ジャクの主君である、ガリオス帝であった。ガリオス帝の子供の中に、ちょうど未婚の成年女性がいたことを知ったジャクは、早速ガリオス帝のもとへ向かった。
陛下、我がリコリス家との婚姻で、西部帝国を盤石なものにするために・・・
ガリオス帝はジャクの言葉を途中で遮り、こう返した。
ああ、娘から話は聞いておるぞ。娘がおぬしを振ったらしいな。だから今度はわしから政略結婚という形で娘をもらおう、という魂胆だな?
・・・全部見透かされていた。
魂胆なんて滅相な・・・!も、申し訳ございませぬ!今の話はなかったことに・・・
と、ジャクはこの話を取り下げようとしたが、ガリオス帝はこの婚姻の申し入れを許可した。
あのじゃじゃ馬、お主の求婚を断って、戦場で活躍したいなんて言っておってな。あの調子で戦場で死なれては困る。それゆえ娘を想うお主のもとに行けば、少しはおとなしくなるだろう。
もともとガリオス帝との仲はかなり良かった。だがまさか、政略結婚でデナルなしで結婚できるとは思わなかった。しかも皇帝の娘をだ。
こうして、皇女・ナデアとの結婚が成立した。
じゃじゃ馬娘・ナデア
ジャク、私が妻になった以上、もう苦労はさせぬ。戦場の事は私に任せとおけ!これからは城でタフルをしておればよいぞ。
ナデア、戦場ではなく、家の事を任せたいのだが・・・
おお、そうだったな!城の警備や兵士の訓練は、私に任せてくれ!しっかり鍛えておくからな!
(なるほど・・・。義父上の仰る通り、これはかなりのじゃじゃ馬娘だな・・・)
そう思いながらも、ジャクは、この快活な娘が嫁にきて、遅まきながらも春が来たことに胸を躍らせていた。この時のジャクの年齢は27、ナデアは21だった。
だがジャクは、ある一つの不安にも襲われた。
それはナデアが皇帝の唯一の娘という以上、自分の息子、または娘が将来的には西部帝国の皇帝(または女帝)に就くということである。我がリコリス家(ジャクが家長を務めるクラン)が多くの敵を作ることは明白だった・・・。
といった感じで今回はここまで。婚活しているときは勇敢の特技だけでしたので、見事に振られまくりましたね(笑)。鍛冶修行兼、自分磨きのために村の依頼もこなして回ったのですが、特技は付きませんでした・・・。機会があれば、どのくらい依頼をこなせば性格が変わるかも研究してみたいと思います。ではまた次回、お会いしましょう。