【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の九
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ロタエでの修行の成果
赤字だな・・・
赤字ですな・・・
ジャクとガロンは、二人でこのソリオス城駐留部隊と、ジャク率いる直属の部隊の運営状況に頭を抱えていた。
鍛冶熟練を上げて、ガリオス帝の一人娘である、ナデアを嫁にもらい、西部帝国内での発言力を高めていたジャクは、一気に西部帝国各地の街や村を募兵して回り、現状持てる、最大兵力である400名を確保した。
そしてその400名の兵士を、全員精鋭クラスにまで昇進させたのだが、それに比例して給料も高くなり、恐ろしいほどの出費に悩まされていた。
だが、これだけいないと、我がリコリス家が西部帝国内で発展することは無理ぞ・・・。
ジャクがそう言うと、ガロンは、
この時のための鍛冶スキルです。ジャク様直々に刀を打てば、商人は大金を払ってその刀を求めるでしょう。
と返した。
事実、あの鍛冶修行は、今後の金策に困らないために、刀を打ち続けたという面もあるのだ。
それに、現在の西部帝国の情勢は、ウランジアと戦争状態にあります。もしもの時は、敵の軍勢を打ち負かして、戦利品でその場をしのいでもいい。
ウランジアの腰抜けどもを叩き潰してやる。あの時の屈辱は生涯忘れんからな。軍資金稼ぎにちょうど良いわ!
ジャクとウランジアの因縁についてはこちらをどうぞ
方針は決まりましたな。ウランジア征伐、当面の目標はこれですな・・・。
ジャクは黙って頷いた。
部隊の再編、そして長い出征の始まり
バタス。ナデアを頼む。この城で安心して任せられるのはお前しかいない。
ソリオス城で部隊を再編した後、城代兼一番弟子であるバタスに、自分の妻である、ナデアを任せることにした。
私とバタス殿で城を守ればよいのだろう?分かった。城の事は気にせず、ウランジアに一泡吹かせてやれ!ウランジアでの勝利の土産話を肴に、ソリオス城で宴会できることを楽しみにしておるぞ!
ナデアは満面の笑みで答えた。
(相変わらずのじゃじゃ馬っぷりだな・・・)
ジャクはそう思ったが、男勝りながらも快活で明るいナデアの顔を見ていると、自然と勇気が湧いてきて、笑顔になるのだ。
私もナデア様同様、勝利の一報を楽しみにしています。この城は絶対に落とさせません!
こうして、長い出征生活が始まるのだった・・・。
といった感じで今回はここまで。今回はただの現状説明回になってしまいましたが、次回から本格的に戦闘中心の内容になります。ではまた次回お会いしましょう。