【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の十九
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ジャク、南部帝国を偵察する。
ゼオニカで部隊を訓練した後、ジャクの部隊は、南部帝国領を視察することにした。今回も単独行動での各個撃破を作戦指標に立てたのだ。そして、南部帝国領、メリオン城に差し掛かった時の事だった・・・。
ジャク様!味方部隊が窮地に陥っています!早速武功を立てる好機ですぞ!
突然、副官のグリウスが叫んだので、ジャクが注意深く見てみると・・・、
・・・早くここから逃げるぞ。
ジャク様なら南部帝国の犬どもなんて・・・
いいから逃げるぞ!ここで精鋭を失っては元も子もないわ!
南部帝国は、これまでの教訓を生かして、単体で動くことは少なくなっていた。ここでジャクは戦役を発令した。
ボストラムの戦い
そしてその後、ジャクは戦役軍を率いて南部帝国の街である、ボストラムを攻略を指揮。敵味方合わせて約1500名による一大決戦が始まった。
そして単独で城内に突撃した・・・。
おお、流石ジャク様だ!臆せず果敢かつ勇猛に突撃し、敵を88人も叩き斬るとは!
(途中でぶっ倒れて部下に指揮まかせっきりだったから話にならんよな・・・)
ガロンがいたら激怒間違いなしだったが、今回ばかりはグリウスが副官だったことに感謝した。ジャクみたいな猪武者の副官は、バタスみたいに温厚か、ガロンのように思慮深く、容赦なく諫めてくれるほうがバランスが取れるのだ。
だがグリウスの場合は、たたき上げの猪武者タイプの人間なので、良くも悪くも表裏なく褒めてくれる。その代わり隊の将たる自分がしっかりしていないと大変なことになる。
(今まで副官に任せきりだったから、今回の南部遠征でいい加減俺も成長せねばな・・・)
そう思いながら、次の攻略目標を定めた。それはかつて、バタスとともに修行に明け暮れたダナスティカの喉元にあたる、ラヴェニア城である。
ラヴェニア城の戦い
(この城さえ落としてしまえば・・・!)
ダナスティカは、ジャク様とバタス様が苦楽を共にされた地・・・。ダナスティカ攻略まで突っ走りましょう!
こうして、ラヴェニア城攻略が始まった。
ジャク様!ここは戦役軍を再編し、ダナスティカを落としましょう!
ああ!次の戦いで南部帝国に引導を渡してやる・・・!
だが、ここで西部帝国は南部帝国と和平を結んだ。
皇帝陛下もなんて弱腰な・・・!あと少しで南部の犬どもからダナスティカを奪取できなものを!
そう言うな。戦局が有利なうちにに和平を結ぶのは、外交の常とう手段だ。
な、なるほど・・・。このグリウス、またも勉強させていただきました!
グリウスという男は、口が馬喰(ばくろう)並に悪く、残虐な一面があるが、その反面、表裏無い猪武者なため、ジャクの言うことは素直に聞いて、不器用ながらも同じミスをしないよう努力しているようだった。
(案外教育しやすい奴かもな)
ジャクはそう思ったりもした。そして・・・、
今回はここまで。部隊を募ってっここまで攻めたのは久しぶりですね。いつも誰かしらの戦役軍について回ったりしましたから。ですが自分が総大将っていうのはやはり性に合わないと思った今日この頃です。次回で最終回になります。