【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の五
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分隊長・ガロンの忠言
ジャク様、お話があります・・・。
突然ソリオス城の城主の間に入ってきたのは、新しく分隊長(コンパニオン)として加入したガロンという男だった。
ガロンか。言いたいことはわかっている。下がれ。
だが、ガロンは前に出て叱責した。それはソリオス城主就任後の、ジャクの軽率な言動に対する怒りだった。
盗賊狩りに精を出すのは大いに結構ですが、わずか少数で出かけて北部帝国の捕虜になるとはどういうことです・・・?しかも一度や二度ではない。何度もです。
こんなことを何回も繰り返していたため、ガロンは我慢の限界に達していたのだ。
ジャク様は指揮を執らずに単独で敵に突っ込むでしょう。そんなに人斬りがしたければ、暴漢か、賊徒の類になればいい。ジャク様にはお似合いの姿です。
ジャク、激昂する。
ジャクは一瞬、頭に血が上って剣に手をかけかけた。だが、ガロンの言うことは至極正論、反論の余地がなかった。そう思ったジャクは、深呼吸をして、気持ちを落ち着かせてからこう言った。
なら俺はどうすればいい・・・。
主君たる自分(ジャク)や、部隊を思ってこその忠言か。それとも、単に軍師気取りで代案もなく、自分の言動に茶々を入れたいだけのか。ジャクは取りあえず様子を見ることにした。
ジャク様は後衛に居座り、本陣(歩兵・弓兵)の指揮を執ってください。もしくは、騎兵を指揮して、頻繁に本隊を監督するかです。出来るだけ、我々が安心する立ち回りを心がけていただきたい。
ガロンはその後に、ジャクが倒れて一番困るのは我々だ。まずは自分の身を案じてくれ。といった。
あえて初めに厳しい言葉を投げかけて、それから自身なりに考えた解決策を言い、俺を諫めようとしたのだろう。ジャクはそう解釈し、
ガロンの忠言、大変感謝する。これからは隊のために指揮を執ることに専念する。
と言った。ガロンは軽く頭を下げ、
ジャク様。お聞き入れいただき、恐悦至極に存じます。
と、静かに返しただけだった。
ダナスティカでの修行生活の始まり
この後ジャクは、新たに雇用した新兵約100名と、ソリオス城・城代のバタスを含むコンパニオン全員で、ソリオス城の最寄りの都市、ダナスティカの闘技場へと向かい、コンパニオンや兵士を鍛えることにした。
(ちょうど陛下から城を任せられて気が緩んでいた時だ。これを機に、俺も修行しなおすか。)
と、気合を入れるジャクだった。
といった感じで今回はここまで。動画がほとんど残っていなかったので、かなり荒い形で、ソリオス城主以降の経緯を説明をしました。申し訳ありません。