【太閤立志伝Ⅴ DX】新武将でまったりプレイ 其の壱 【プレイ日記】
前回のあらすじはこちらの日記をどうぞ
阿波のうつけ、美馬辰兵衛
ここは阿波国・鳴門の町。今日も町の海岸をふらふら歩いている男がいた。名は美馬辰兵衛、何の特技もなく、巷ではうつけと呼ばれている。
そんなうつけでも夢がある。それは一国一城の主になって、鳴門の町の連中を見返すことである。
だがそんなことばかり思っていても、能力など上がらない。辰兵衛はさっそく行動に移すことにした。それは座で借金取りの依頼を受けて、その資金で交易をすることである。
さっそく鳴門の町の座に向かい、親父から借金取りの依頼を受けることにした。
ああ、分かったよ。借金返済くらいわしでもできる。
座の親父は逆に金取られるんじゃないかなど、散々言ってくれた。まあ見ていろ、しっかり依頼をこなしてくるさ。心の中でそう思う辰兵衛であった。
辰兵衛、金を持ち逃げする
ということで、早速毛利家の吉田郡山城にいる、吉川経家から借金を返済してもらうことにした。
このまま鳴門の町に帰る・・・訳がなく、辰兵衛はこの金を持ち逃げし、京の町に向かうことにした。
重要な【軍資金】はありがたく使わせていただくぞ、親父。
こうして仕事の期限を守るどころか、金を持ち逃げ。座の交易でこの金を増やそうと画策したのである。
辰兵衛、交易(他人の金)で荒稼ぎする
こうして京の町に入った辰兵衛は、早速座に向かい、交易品の茶を購入した。
取りあえず交易品は買った。後は近くの町で売却するだけだ。辰兵衛は石山の町で交易品を売ることにした。
お、これは俺でも大金を稼ぐことが出来るな!
辰兵衛は調子に乗り、京から茶と茜を買って、石山・堺の町に売りさばく作業を繰り返した。そして・・・、
これだけの軍資金があれば思う存分修行できるぞ・・・!
うつけと呼ばれ続けた辰兵衛、いよいよ人生に光明が差し始めた瞬間であった。
辰兵衛、真田昌幸から甲州流軍学を学ぶ
辰兵衛は京に戻ると、薬を購入。敦賀の町で本を爆買いした。
辰兵衛には目標があった。それは武田家秘蔵の軍学札・風林火山を手に入れること。
名門・武田家の名声は四国にまで轟いており、その独自の兵法である、甲州流軍学を身に付けたいと、鳴門の町にいた時から辰兵衛はひそかに思っていた。
だが、直接武田家当主である、武田晴信に教えを請うわけにはいかない。適当な兵法履修者を探して、その人から武田家の秘術を学び取ろうと思っていたのである。
そこで真っ先に目標にしたのが、謀略家・真田幸隆の子息である、昌幸であった。軍学履修者となると、趣味は読書だろう。本の一つでもやれば軍学を教えてもらえるかもしれない。
そう思った辰兵衛は、真田幸隆の居城である、戸石城へと向かった、そして、早速昌幸の屋敷に向かった。
(これで昌幸の心を蕩かすことが出来たわ・・・!)
そして、昌幸に軍学の教えを請うと、あっさり快諾。こうして軍学修業が始まった。
これが武田家の秘術、風林火山か・・・!
辰兵衛は感慨に浸っていた。今まで何も技能も持たなかった男が、今では軍学が四になり、最強の兵法と言っても過言ではない、風林火山を身に付けたのである。
そしてこの頃からであろう。辰兵衛の智謀が徐々に上がり始めたのである。
そして一通り昌幸から修業を終えた後、辰兵衛は借金返済の依頼を受けていたのを思い出した。
今更戻っても怒られるだけだし、まあ後で返せばいいだろう。いつ返すか決めておらんが・・・。
そう思う辰兵衛だった。
次回へと続く・・・。