【太閤立志伝Ⅴ DX】新武将でまったりプレイ 其の伍 【プレイ日記】
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仕官先を考える辰兵衛
剣豪として名を上げ、自流派・朧(おぼろ)流を興した辰兵衛。いよいよ仕官の時だ・・・。そう思った辰兵衛は。どこに仕官するか考えることにした。
わしの国の阿波は三好家の領土だ。だが・・・
将軍・足利義輝を弑逆した三好家は、到底仕える気になれなかったのだ。長宗我部家も面白いが、辰兵衛が朧流を興したときもまだ土佐一国しか治めてなかった。ここから盛り上げていくのはかなり骨だろう。
毛利家は気概も人材も、そして領土も中国地方の大半を統治している。だが、主君の毛利輝元は天下統一を狙っておらず、守成の君主という印象だ。
考えぬいた末に出た結論は、最近美濃統一を果たし、「天下布武」を謳っている新興軍閥の織田家であった。
この大名家ならば、わしの活躍する機会もあるだろう
こうして辰兵衛は、生まれ育った阿波国を出て、織田家当主・織田信長に謁見することにしたのである。
剣豪・美馬辰兵衛としての名声
当主の織田信長は大の南蛮かぶれらしい
旅先でそんな噂を聞いた辰兵衛は、茶会の南蛮商会で信長の好きそうな南蛮物を買うことにした。
辰兵衛はそう思ってこの二つを購入。計二千貫以上の出費だが、まあ、これで織田家に仕官できると思えば安いものだ・・・。そう思うことにした。
さて、どうやって信長公に近づこうか・・・。辰兵衛は考えたが、
・・・そうだ。わしは今、朧流を興した剣豪ではないか
昔の辰兵衛なら門前払いだったが、今は名前を名乗るだけで門番は通してくれるだろう。辰兵衛は正面から城門に行った。
うむ、では通させてもらうぞ。
今までうつけと呼ばれて馬鹿にされていたのが、今では(剣豪の美馬辰兵衛)として世間で名が通っており、門番に「お通り下され」と言われるまでになったのだ。表向きは堂々としていたが、内心は小躍りしたくなるくらい喜んでいた。
辰兵衛、織田家に仕官する
剣豪の称号があれば、大体の面会が出来る・・・、そう思うと、辰兵衛の自尊心は満たされていった。そして・・・、
うぬが美馬辰兵衛か、噂は聞いておる。俺が織田尾張守信長だ。
辰兵衛は信長公の存在感に圧倒されていた。かつて尾張のうつけと呼ばれていた信長公。
だが桶狭間の戦いで奇跡的な勝利をし、美濃を奪取してからは誰もうつけなど呼ばなくなった。最近では稀代の天才君主としても呼び声高いお方だ。
(と、取りあえず堺で買った自鳴鐘を献上するか・・・)
ここで黙っていては信長公に失望されてしまう。むしろ気に入らなければ首を刎ねられるのではないか。それくらいの気迫があったのだ。
取りあえず最初の謁見は好印象を与えることに成功した。そしてその後、仕官を申し出たところ・・・、
うぬほどの才があればこの織田家でもやっていけよう。召し抱えてやる。
と、快諾された。こうして、信長公・・・、いや、信長様の直臣になった辰兵衛は、いよいよ武士としての道を歩み始めた。
そしてその後辰兵衛は望遠鏡も献上し、信長様との親密度は最大になった。
辰兵衛、身を固める
こうして織田家臣団の一人になった辰兵衛。兵法指南役としての地位を勧められたが、辰兵衛は丁重に断った。だが、信長様は兵法指南役よりも、もっと重い地位を辰兵衛に渡してきたのだ。
兵法指南役では不満か。なら、冬の面倒を見ろ。
ふ、冬姫様をですか!?
辰兵衛は驚愕した。信長様は自身の大事な娘である、次女の冬姫様と結婚しろというのだ。
辰兵衛自身、世間ではそれなりに名が通っていたが、どこの馬の骨か分からない辰兵衛に、信長様直々に冬姫様と結婚しろと言われるとは思わなかったのだ。
かくして、辰兵衛は仕官当日に冬姫様と結納の議が執り行われ、辰兵衛はいきなり織田家の親戚として、出世街道を歩んでいくことになる。
冬姫様・・・、いや、お冬は懸命に辰兵衛に尽くしてくれた。お冬の作ってくれる料理も美味だ。だが・・・、
信長様のご息女と考えると、なんか落ち着かんのう・・・
この生活に慣れるまで、しばらく時間がかかりそうだと思う、辰兵衛であった。
次回へと続く・・・。