【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の四
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ソリオス城の戦い
ガリオス帝が次に狙いを定めたのは、南部帝国領のソリオス城であった。ここは兵士の数も少なく、城奪取には絶好の場所だったからだ。ジャクもこれに参加した。
ジャク、弓兵隊の指揮を任せる。
今回は、城攻めには欠かせない弓兵の指揮を任せられた。だが、このソリオス城、戦略的には大した土地ではない。大方南部帝国との和平交渉を有利に進めるためのダメ押しだろう。
ジャクも、まだまだこの西部帝国では、新参の若手指揮官でしかないのだ。重要な都市での攻略を任せられるほどの信頼は勝ち取っていない。
(なあに、これから戦功をあげれば、陛下も信用してくださるはずだ・・・。)
取りあえずジャクは、目の前の戦闘に集中することにした。
(こうやって一方的に叩き潰すのが、一番無難な戦い方なんだろうな・・・。)
と、ジャクは力なき民兵を斬った時の罪悪感と葛藤しながら、自軍の歓声を聞いていた。
ジャク、ソリオス城主になる。
ソリオス城攻略後、南部帝国との和平が成立した。
そしてソリオス城の城主を決めるための決議が開催された。
議会の内容を見てみると、なんとリコリス家もソリオス城の城主候補の一案に入っていたのだ。
(千載一遇の好機だ・・・!)
西部帝国はジャクに城の所有権を渡し、悲願の城主様に出世した。
おめでとうございます!師匠!
バタスは感涙していた。思えば、あの記憶を失くして町を徘徊していたところをバタスに保護してもらってからは、ずっとジャクの指揮下にいたのだ。リコリス家の家臣団の中では最古参であるバタスには、それ相応の地位で、今までの苦労を報いなけれなならないだろう。
バタス、ソリオス城代になる
ジャクはバタスをソリオス城・城代に任命した。
(乱世とは面白いものだ・・・)
ジャクは思った。平時なら南部帝国で、一生日雇い労働していたであろう、あの優しさしか取り柄がないバタスが、今ではソリオス城の貴族連中に城内管理の指示を出しているのだ。
バタスよ。お前の真価が問われるのはここからだ・・・。
これからは優しさだけでは城代など務まらない。時には心を鬼にして民に接しないといけないときもある。心してかかれ。と、バタスに言い聞かせて、ソリオス城を後にした・・・。
といった感じで今回はここまで。実際レベル1のコンパニオンを一人前の戦士に育て上げて、城代にまで出世させるというサクセスストーリーは、かなりRPがはかどりました。バタス君には一人前の指揮官になってもらう為にも、また闘技場で修行生活を送ってもらいます。