【Mount & Blade II Bannerlord】カルラディア立志伝2・狼将編 其の六
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ジャクの鍛冶修行
ガロンの忠言と、ダナスティカでの修行以降、ジャクは西部帝国での戦争にはほとんど関わらず、鍜治場に引きこもる毎日を送った。
目標の鍛冶熟練度は225。この目標まで上げると、活力・持久力が1上がるのだ。目標の熟練度まで上げるため、頻繁に戦役を発令し、召集をかける西部帝国の要請を無視し続けた。
ジャク様、自分磨きも結構ですが、戦役に応じないと肝心な時に議会に意見を通す事はできません・・・。
知らん。火急の用件がない限り、俺は兵を動かさん。部隊長たる諸君は、兵が風紀を乱さぬよう、部隊の監督を頼む。
ジャクはコンパニオンに兵士の監督を全部任せ、一人鍜治場に引きこもるのであった。
アミタティスの戦い
だが、弱小とはいえ部隊を預かる人間が、一つの事ばかりに集中するわけにもいかない。鍛冶修行をしていたアミタティスに南部帝国が攻めてきたのだ。
ジャク様!敵が我が街に攻めてきましたぞ!
兵士どもに出陣の下知を出せ。緊急時には出るからそう声を荒げるな。
流石のジャクも、呑気に鍜治場に引きこもるわけにもいかない。ここは100人あまりの兵士を引き連れて迎撃にあたることにした。
この状況を見たジャクは、コンパニオンら部隊長を集めて、こう指示を出した。
今回の戦いは間違いなくこちらが負ける。諸君らに指揮を任せる故、俺が倒れたらさっさとアミタティスに引き上げるぞ。
ガロンは、このジャクの適当な態度に激怒しそうになったが、今回はジャクの判断が功を奏した。
ジャク自身は55人を倒す戦果を挙げたが、それでも戦局を覆すことはできなかった。
世捨て人・ジャク
我らがいくら頑張っても、勝てない戦なんて頻繁にある。そういう時は街を攻略できなくなるまで兵力まで削って、さっさと退却してしまうのも一つの手よ。
はぁ・・・。
ガロンはとりあえず頷いたが、以前とは真逆の消極的な言動に、ガロンは呆気にとられていた。単に面倒だから、適当に戦ってから引き揚げたとも受け取れるからだ。
敵もあれだけ消耗すれば、ダナスティカ攻略をあきらめるだろう。我が部隊は募兵しながらジャルマリスに向かうぞ。
サラティス率いる戦役軍が防衛のためにアミタティスに来たのだ。これで西部帝国の勝利は確実なものになったが、ガロンはジャクの世捨て人のような動きに、気を病んでいた。
ジャクは一刻も早く、鍛冶熟練を225まで上げたかった。そのため、領土が奪われなければ取りあえずは問題ない。という考えが言動にも出て、部下に消極的で頼りない印象を与えていたのだろう。
といった感じで今回はここまで。この時の私は、一刻も早く225に上げるため、戦闘はできるだけ避けていました。活力と持久力を8に上げたかったからですが、思ったよりも時間がかかり、かなり気を揉んでいました。ではまた次回お会いしましょう。